当院では一般的な内科クリニックに比べて、メンタルヘルスに関する診療に力を入れています。「ストレスでお腹が痛い」「緊張すると息苦しくなる」「辛いことがあった後から眠れない」といった、背景にメンタルヘルスの不調が考えられる症状への対応に対しては、皆様のご期待にある程度お応えできると自負してます。また、職場や家庭環境のストレスで気持ちが落ち込む、不安で仕方がないといった『うつ病』や『不安障害』が疑われる方々の診療も行っています。ただ、当院は精神科ではありませんので、診療はあくまで内科診療の範囲内になります

 

具体的には、以下のような症状の診療は原則的に行っていません

 

・気持ちの落ち込んでいる時間より、イライラしている時間の方が長い方(双極性障害が疑われます)

幻覚や幻聴被害妄想などを認める方(統合失調症が疑われます)

・自傷行為(リストカットなど)を繰り返している方

・パニック発作で頻繁に救急外来を受診している方(当院では発作時の薬剤は常備していませんし、精神科的な救急対応も行っていません)

・精神科ですでに治療が開始されているにも関わらず、症状が改善しない方(すでに精神科に通院されている方は、原則的にそちらの医療機関への受診をお勧めします

・境界型パーソナリティ障害、注意欠落多動性障害(ADHD)、広汎性発達障害(アスペルガー症候群)、知的障害、言語障害など

18歳未満の方(生育歴や家族性が関与している場合が多く、かつ慎重な投薬が必要になります)

65歳以上で初発の方(認知症やその他の疾患との鑑別が難しく、かつ投薬による自殺の頻度増加が懸念されます)

・その他、希死念慮(死にたい気持ち)が強いなどの重症例、症状の経過が長い、カウンセリングのみを希望される方

 

もちろん、これらの条件に当てはまっていても「どこを受診したらいいのか分からない」「そもそも自分がそういう病気なのか知りたい」「どうしても精神科は受診しにくい」といった方もいらっしゃると思います。「どんな症状でも、困った方の駆け込み寺になりたい!」が当院のモットーです。相談だけになってしまうかもしれませんし、すぐに専門の医療機関に紹介になってしまうかもしれません。診察を希望される場合は、その点をご了承いただいた上での受診をお願いします。