軽度認知障害(Mild Cognitive Impairment:MCI)は、認知症の予備軍(潜在的な認知症)のことをいいます。「正常ではないけど認知症でもない状態」で、日常生活を送ることに問題はありませんが、そのまま過ごすと5年後に半分の人が認知症になると言われています。厚生労働省は、認知症とその予備軍とされるMCIの人口は862万人存在すると発表していますが、これは65歳以上の4人に1人にあたり、非常に一般的な病気といえます。
認知症の中でも最も有名なアルツハイマー型認知症(アルツハイマー病)は、近年認知症の半数以上を占めるようになりました。アルツハイマー型認知症は、発症する約20年前から主な原因物質であるアミロイドベータペプチドが脳内に溜まり始め、認知機能が少しずつ低下していきます。
実際に認知症を発症してしまうと、治療や投薬で進行を遅らせることはできても、ほとんどの場合は完治が難しいのが現状です。そのため、MCIの段階で認知機能の低下に気づき、早期に予防対策を行うことが大切です。
『MCIスクリーニング検査』は、MCIの兆候を早期に発見できる血液検査です。1回10㏄程度の採血による簡単な検査で、7割以上の高い感度を持っています。最近「えーと・・・あれは何だっけ?」が増えてきた方は、是非一度ご検討下さい(なお、健康保険の適応外で自費での検査になりますのでご了承下さい)。
詳しくはコチラのウェブサイトをご覧ください⇒MCBIホームページ