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中日新聞「教えて!ドクターQ & A」に掲載していただきました

 

2019年4月24日の中日新聞朝刊の「教えて!ドクターQ & A」に掲載させていただきました。相談内容は何故か「社交不安障害」・・・内科医なのに申し訳ないです💦

 

ちょっと補足しますね。「社会不安障害(SAD:Social Anxiety Disorder)」とは、ある特定の状況や人前で何かをする時に、緊張感が高まって不安や恐怖を感じ、次第にそのような場面を避けるようになる病気です。これは決して珍しい病気ではなく、日本国内での潜在的な患者さんの数は300万人程度と推定されています。詳しい原因はまだ分かっていませんが、緊張や興奮を感じた時に、脳にその刺激を必要以上に伝えないように調節しているセロトニンやドパミンなどの神経伝達物質のレセプターに何らかの異常がある、あるいは不安や恐怖を処理する脳の偏桃体がもともと小さいなどと推定されています。ま、難しい話はいいとして、とにかく気持ちの問題ではなく立派な病気なんです

 

 

 

正確な診断基準もありますが、以下のような症状に心当たりがある方はSADの可能性が高いと思われます。

 

【社交不安障害の特徴的な症状】

こころの掲示板 ふあんナビ(http://www.fuannavi.net/s_2_1.html)より

 

治療方法には薬物療法(抗不安薬、抗うつ薬、漢方薬など)と精神療法(認知行動療法、森田療法)があります。当院では内科的な対処(薬物療法)しか行えませんので、残念ながらすべての皆様のニーズにはお応えできません。ただし、「自分って社交不安障害なのかな?」「精神科はちょっとハードルが高くて・・・」「精神科を受診したいけど、紹介状がないし」といった方々のお力にはなれると思います。是非お気軽にご来院下さい。

 

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