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お知らせ医療ブログ

やってきました!『暑熱順化』シーズン

・・・こんなタイトルだと、楽しみにしていた感じになっちゃいますが汗 もちろん“いや~な季節”の到来です。最近は『暑熱順化』って言葉も一般的になってきましたよね。もともと日本の気候は、自然に暑さに順応できる余裕があったのですが、温暖化によって“四季”から“二季”になりつつある現在では、わざわざ『暑熱順化』を気にしなければいけない時代になってしまいました

 

 

『暑熱順化』を始めるタイミングに関しては、日本気象協会から毎年発表されています。今年はこんな感じです。

 

 

あ、今年もちょっとお伝えするのが遅れちゃいましたね汗

 

『暑熱順化』のプロセスは以下の通りです。

 

  • 汗の分泌量の増加: 汗をかく量が増え、体温を効率的に下げることができます
  • 心拍数の低下: 高温環境下での運動中の心拍数が低下し、心臓への負担が減ります
  • 血液量の増加: 血漿量が増加し、全身への酸素供給が改善されます
  • 体温調節の改善: 体温の上昇を抑える能力が向上します。

 

厚生労働省は、以下のようなトレーニングを推奨しています。

 

 

このトレーニング、2週間ほど続ける必要があり、かつ長期間休んでしまうと元に戻ってしまうようです。ということは、夏の間ずっと続けないといけないってことなのだと思いますが・・・結構ハードル高めですね汗

 

その他、『暑熱順化』については、以前にこのブログで詳しく書かせていただきましたので、そちらをご覧ください。

 

いろいろな対策を書かせていただいていますが、あまりハードなトレーニングは、個々の体力、年齢によって難しいこともあると思います。そもそも長続きしませんしね。どなたでも出来るのは、やはり“入浴”だと思います。健康な男性32名を『入浴習慣あり』12名、『入浴習慣なし』20名に分け、それぞれ41℃の湯船に20分入っていただき、その後の『発汗量』と『血流量』を比較した報告があります(下図)。ご覧の通り、いずれも明らかに『入浴習慣あり』のグループが上回っています。ハードにトレーニングが出来なくても、これなら何とかなりそうです。

 

Rinnaiホームページより

 

“一日20分のリラックス・タイム”で、厳しい夏を乗り切りましょう!