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こんなときこそ、正しい感染対策を

メディアには『新型コロナウイルス(COVID-19)』の話題が溢れています。日本各地で人が集まるイベントが中止になっているようで、経済損失は東日本大震災の時を上回るとのこと。個人的にも楽しみにしていたイベントが中止になり凹み気味ですが・・・そんなこと言ってられませんからね(・ω・)ノ

画像:国立感染症研究所

でも、正直情報の洪水でお腹いっぱいになっていませんか?有名な感染症の先生方が貴重な情報を沢山伝えて下さっていますが、結局、個人での対策って、「うがい」「手洗い」「マスク」に終始しますしね。もちろん、すごく大切な対策ですので、是非押さえておいていただきたいところです。「うがい」については、以前このブログで取り上げていますのでそちらをご覧下さい。「手洗い」は厚生労働省の推奨している方法があります(政府広報オンライン『正しい手の洗い方』)。「マスク」は・・・何より売ってないです(涙)

この辺りのことはテレビで色々言われているので置いておいて(/・ω・)/、今回は、それ以外の感染予防法をまとめてみます。

①水分を20分ごとにとる

この“20分”というところがポイントです。これは、一般的にウイルスが鼻や喉に着いてから細胞内に侵入するまでに最速で20分かかると言われているためです。水分をとって喉に着いたウイルスを胃に流してしまえば、胃酸の力でウイルスは死滅します。仮に残っていても便と一緒に出ていくのでご安心を。

②水出し緑茶を飲む

お湯出しの緑茶に比べて、水出しの緑茶は苦みが少ないですよね?これ、お湯で出てくる苦み成分の「カテキン」より「エピガロカテキン」という成分が多く出てくるためです。この「エピガロカテキン」、免疫細胞のマクロファージを活性化させるため、ウイルスに強くなります(20分に1回水出し緑茶を飲めば最高ですね( `―´)ノ)。ちなみに、紅茶に含まれている「紅茶ポリフェノール」もウイルス感染を抑える働きがあります。

③極力顔を触らない

接触感染対策も大切です。ウイルスは衣服についたものだと2~8時間、ガラスや金属面などでは24~48時間も生存します。そこを触った手で顔を触ることで、顔の粘膜からウイルスを体内に侵入させてしまいます。人は無意識に顔を触っていますので、完全に止めるのは無理ですが、少し意識するだけでも随分違います。マスクやメガネで防ぐのも有効です。

④怪しい場所は徹底的に消毒!

食器、椅子、テーブル、ドアノブ、テレビのリモコンなど気付きやすいところですが、見落としがちなのが床やスリッパの裏などです。服や布団、靴下などは「布にシュシュっとファ〇リーズ」で。あと、スマホやタブレットは静電気でウイルスが付着しやすいので、小まめにアルコール消毒しましょう。

⑤温度と湿度を保つ

ウイルスは、空気中の水分が多いと長時間生存することができません。また、遠くまで飛ぶことができず、床に落ちて感染力を失います。さらに、喉が潤っていることにより、ウイルスをブロックすることができます。適切な湿度は温度が下がるほど上がっていきますので一概に言えませんが、とりあえず“室温22℃、湿度60%以下”を目安にして下さい。

⑥家族同士でもタオルは別々に

一日中使用したタオルには、約1700万個の菌がついてると言われます。うつらないように、家族だからこそ気をつけましょう。ちなみに、こまめにタオルを選択し、寝れたまま干しておけば、加湿効果も期待されて一石二鳥ですよ。

さらに、ダメ押しでここまでやったら完璧・・・かもしれません。

⑦寝る時に口にテープを張る

唾液にはウイルスを殺す免疫物質があります。寝る時にマスクをすることで、唾液の量を保ち、ウイルスの侵入を防ぐ効果があります。ただ、「息苦しくて苦手」って人も多いですよね。その時は『医療用テープ』の出番です。慣れれば結構効果的ですよ。

⑧鼻に馬油(液体ソンバーユ)を入れる

同じくマスクで鼻を守るのって苦しいですよね。その時役立つのは『ソンバーユ』です。自然素材で無香料のソンバーユは、もともと皮膚を保護するものです。鼻に入れれば、粘膜を保護してくれて、朝まで潤いが保たれます。さらに、喉まで流れ込んで潤してくれるので願ったりかなったりです。

「今の騒ぎは、ちょっとやり過ぎだな」って、個人的には思います。でも、どうせならこの機会に“正しい感染症対策”を覚えておきましょう。

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