相変わらず新型コロナウイルスの流行が続いていますので、「アフターコロナ時代の・・・」なんて表現、臨床現場ではピンときません。でも、最近は「コロナ後」といった枕詞で語られることも多くなっています。「コロナ前の(少なくとも感染症に関しての)平穏な日々が戻ってきた」という意味で使うなら、個人的にも賛成です。ただ、医療の世界で「コロナ禍を経験して問題点が解決した」なんて感覚はあまりありません。麻疹の報道などをみていても、「喉元過ぎれば」になっているのでは、と危惧しています。
こんな、「お前何様やねん!」なことを思っていたところに、医療関係者向けの季刊誌『監事』から、「アフターコロナ時代の地域医療維持の在り方」というタイトルで、執筆依頼をいただきました(他にインタビューを受けられている先生や執筆されている先生が高名な方々ばかりで、分不相応感が半端ないです汗)。医師向けに執筆させていただいたので少し読みにくいところもありますが、現在の地域医療、特に開業医が抱えている問題の一旦が垣間見えるのではと思います。ご興味のある方は是非ご覧下さい。